お盆の過ごし方

結月平日コラム_edited-1

何か変だなって感じてたら、そろそろお盆休みなのね。お盆とか、全然カンケ―ない生活をしているわたしはお盆の存在を毎年忘れてる。

わたしは今、いろんなことを考えてる。そして、これからいろんなことをやろうと思ってる。

この3週間で、自分がとても進化した、と思ってる。それはテレフォンカードの公衆電話から、スマホくらいの進化じゃないかな。

わたしが毎年、何となく気に入らない、今はクソだとも思うのは、お盆など大型の休みになると、どこかに旅行に出かけること。

今日もウェブのニュースで、出国がピークって書いてた。

誰でもやるようなことをなんでわざわざやるかな?

そんなの、おもしろいかな?

毎日会社に通って、いつも土日しか休みがなくて、やっとの連休はGWやお盆。だから旅行に出かけたり、遊びに出たりする。

そんなの、おもしろいかな?

言いたいことは、そんなストレス発散みたいな、もしくは束の間の楽園を求めるような生き方がおもしろいのかってこと。

どうせそんな旅行をしたところで、何も残らない。楽しかったで終わるだけで、お盆が明ければ、また行きたくもない会社に通う。朝の満員電車。帰りの満員電車。

いや、会社に通うことはいいことだと思う。なぜなら、給料がもらえるから。

どうせ給料をもらえるんだったら、会社で得られるスキル、会社で得られる経験などをもっとおもしろいことに使ったほうがいい。

誰だって、スペシャルなスキル、経験があるのに、それを「やらされた」感じで会社で消費して、会社でストレス溜めて、せっかくもらった給料を消費して海外旅行に行くって馬鹿じゃないのか?

それって、タコが自分の足を食べてるようなものじゃないのか? まったく生産的でないよ。

会社で自分のワールドで仕事できるひとなんて、全体の数パーセントしかいない。大半はやらされた仕事に違いない。

やらされることはストレスになる。それを帳消しにしようと、ようやく辿り着いた連休で、どうして他人がお膳立てしたものに消費するのかな?

会社の中で生産的でいられないのならば、連休こそ、自分しかできないことを生産するほうがいい。例を挙げれば、こういうこと。

「映画を観るのは楽しい。でも、映画を観るばかりでなく、映画を作ってみようよ」

行動のベクトルを変えようよ。

受け身なのを能動的に。

鑑賞を創作に。

「やってもらう」を「やる」に。

みんな、自分の頭をまだまだ使えるはずなのに、使わずに済まそうとしてないかな?

ツアーなんて最悪で、旅行の行程をプランから選ぶなんて、自販機でジュースを買うのと同じレベル。

たとえ週に5日、会社で働いていたとしても、自分でクリエイティブになれる時間はたくさんある。

発想を「生産的」に変えると、お盆だからってわざわざ旅行に出かけることがどれだけくだらないかってわかるよ。そんなくだらないものに時間と金は使いたくないって気持ちになる。

消費することより生産すること。絶対にこのほうがおもしろい。

わたしは主体性がなく、ただストレス発散的に消費しているだけのひとの話を聞くと、とても腹が立ってくる。そうじゃないだろうって。

だから他人の生き方も変えられるように、自分も生きていこうと思う。

そうじゃないだろう?っていうエネルギーはとても強力で、あらゆる変化はそれがスタートになっている。

そのエネルギーで、お盆だからって成田空港へ行くような、休みだからっておいしいもの食って終わりみたいな、そういうメンタリティがくだらないって思えるようなパラダイムシフトを起こそうと思う。

ほんと、みんな生産的でなさすぎる。

もっと強烈に「自分」ってものを実感できるおもしろさのある生き方を広めよう。

そう言えば、昔、美輪明宏さんが「人糞製造機」って言ってた。

うまいもん食って、糞垂れるだけの人間。

人間は何か食べないと、生きてはいけない。だったら、糞垂れるだけじゃない、糞以外のものを生産しようよ。

わたしはお盆にただ遊ぶだけ、家でゴロゴロするだけっていうのは、人糞製造機だって思うんだよね。

「いやいや、会社勤めていると、旅行でも行かないとやってらんないんだよ…」

という声がたちまち聞こえてきそう。

知るかよ。じゃあ、一生、会社でもらった給料をウンコにするだけの生き方してろっつーの。

わたしはお盆は超絶忙しい。お盆だから客は少ないけど、これからやることの戦略を考えたり、調べものもある。実作業もしたり、やることがいっぱいある。どれもやりがいがあって、おもしろそうなものばかり。

それを実現させるために頭の中にある世界は、フライト12時間で行くような距離よりももっと広いよ。

何が広大かって、それは人間の頭の中だよ。あらゆる可能性を秘めた広大な想像力。無限の広がり。

そこで得たものをこの世で生産したい。

そして、そのおもしろさを多くのひとと共感したい。

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