引っ越し、ヤバすぎ!

結月平日コラム_edited-1

11日に銀座からアキバに結美堂は引っ越し。

連日、引っ越しの荷物をまとめている。

今日も日が変わった深夜2時くらいに愛車で銀座にやってきて、ゴミ袋やその他諸々を持ち帰った。

しかし、45リットルのゴミ袋は、もう20袋は突破していて、今日もさらに3袋出た。

ということは、今月から中央区のゴミ処理シールは10枚綴りで3420円に値上がりしているので、クルマがなかったらゴミ処理代だけで7000円を超えている。

デスクの引き出しは全部、整理したと思ったら、ひとつやるのを忘れていることに気づいた。

クー! ここに引き出しあったか!?

と、それくらいいつも座っているすぐ左にある引き出しなのに忘れるほど使ってないということ。

中を出してみると、忘れるだけあって、全然必要のないカタログや書類やいろいろなものがあり、どれも今では「意味なし」のもので、しかも10年以上前のものもたっぷりで、またしても古文書状態。

さらに和箪笥の脇にはダンボール箱があって、これも気づかなかった。それはとても大きなダンボール箱で、こんなダンボール、どうしてあるのかわかんない!?

今日も改めて、この店舗のスペースの大半は要らなかったという事実を思い知らされ、こんなにも無駄が蓄積するものかとそのヤバさにビビる。

結局、そのときはまだ使うだろうなと思って、軽くキープしたものが10年も経つとものすごい量になっている。

この大粛清は、引っ越しというパラダイムシフトがないとできないもので、無駄が溜まった時点が引っ越しのタイミングだという哲学に気づいた。

その哲学から見れば、これだけの無駄がゴミ袋になって連日クルマで運び出さなければならないのだから、わたしの脱銀座のタイミングは何年も遅れていたということになる。

とにかく、時代が変わったんだなという痛恨の実感。

今日もバイオリンの価格表がどっさりと出てきて、それは昔、うちによく通っていた業者がまめに持って来てくれていたもので、律儀だったわたしはそれをファイルにしていた。

今だったらメールで添付だから、こんな紙をわざわざ持って来はしないだろう。

紙のカタログっていうのがとても時代遅れなものになっている。

業者はそれでも紙のカタログを作るんだけど、お客さんには配布しないので、これからは店舗用に1冊でいい。

なぜなら、今はネットに商品情報がいくらでもあるし、価格だって定価が破壊されて、メチャな割引で通販されているので、カタログは意味ない。

それでもカタログを作るんだったら、電子化して、そのURLさえ教えてもらえればいい。

お客さんにはタブレットとかスマホでそれを見せれば事足りるから。

しかし、デスクの引き出しの中にあったものがほとんど古文書化し、要らないままずっとこの場所を占拠していたかと思うと、またしても腹が立ってくる。

こんな無駄なものを置くために家賃を払っていたのか…

と、わたしのシンプル化は進んでいて、近い将来は東京にもいないかもしれない。

インターネットのおかげで、東京であるべき理由が年々薄れてきていて、だからイケダハヤトさんみたいに「まだ東京で消耗してんの?」ということになり、地価や物価の安い田舎で最先端の仕事をするみたいなのも可能になる。

あとは東京はもう消費しつくされていて、それは物質的にも消費意識においてもね。

だから、田舎のほうで東京でもその田舎でもできないような企画をやると両者が引き合っておもしろいことができると思い始めました。

コンサートなんかも東京でやっても、お客さんはもうスレてしまっていて、新鮮味はない。

かと言って、田舎だと音楽はそれほど求められるものでないから、そこの住民を音楽を聴いてもらうターゲットにするのも難しい。

だから、両者が持ち合わせていないものを見出して、東京でも見たことがなく、田舎でも見たことがなく、そして東京のひとが泊りがけでも行きたくなるようなイベントをやるといける気がしています。

今日電車の中でそのアイデアにふと気づいて、すでにわたしの頭の中では具体的なプランにまでできたんだよね。

そういうことを東京でない場所でやってみるといいかな。

去年、自動車免許を取って、行動範囲もとても広くなって、しかも運転は楽しくて好きだから、遠くにでも喜んで行ける。

免許がなく、電車だけの移動だと、こういう企画はできない。

とまあ、いろいろ考えてるけど、とりあえずは脱銀座。まずは銀座を出ること。この磁場を出ない限りは、次のステップには進まない。

生徒さんたちはこの場所がなくなることにちょっとおセンチになっているひとも多いんだけど、それもありがたいかな。

そう思ってもらえると、いい仕事をしていたのかなって思えるから。

でも、アキバや御徒町近辺はおいしい料理屋もたくさんあるらしいし、銀座でできなかった宴会なんかもできるよ。

銀座は何年も前に行きつけだった坐・和民を失ってからというもの、行く場所がなくなってみんなで盛り上がりに行くことがなくなってしまっていた。

銀座が盛り上がるにはどんどん閉鎖的になってきた感じはあるよ。

だって、見てくれは良さそうでも中身のない大型店が増えたりで、なんかこう「ワー!」ってなれない雰囲気だから。

ともかく移転先はわたしにとって未開拓な場所なので、いろいろ散策してリポートしていこうと思ってます。

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