ちょっとコラム「今の時代に合った着物を…」

結月平日コラム_edited-1
ちょっとコラム「今の時代に合った着物を…」
 
着物というと、レトロでいいんだと勘違いしやすいのですが、着物だって時代に合った色合いやデザイン(図案)があるので、極端に古いものは今着てしまうとおかしいです。
 
つまり、着物は昔からあるものだと言っても、タイムスリップすべきものではなくて、今の時代から見て、美しいもの、失礼に当たらないもの、美意識に合うものを着たほうがいいですね。
 
ですから、その点は洋服とまったく同じ。
 
洋服だって、例えばバブル時代にあったようなガンダムみたいな巨大な肩パットを入れて今着たらおかしいでしょう? バブリーなド派手な花柄の服なんて合わないですね。もっと言えば、大正時代のモボモガの洋服を今着て歩いていたら笑われます。
 
着物も根本的にはそれと同じで、ただ着物は形が変わっていないから昔のものでもいいかと思ってしまうし、そもそも昔のものを平気で着るという感覚があるのは、すでに着物は昔の衣装という印象があるからでしょうね。
 
今のニーズにあった着物を着こなすのが上品でいいんですよ。
 
でも、昨今の成人式の振袖や夏の浴衣は、あれはニーズに合ったものではなく、今の時代に合ったものを無理やり作ろうとした京都の呉服問屋などダサいひとたちが作ったもので、あんな田舎者の感性で若向けを捉えてみたものを着るくらいなら、普通の洋服のほうがましです。
 
クオリティのひどいものだったら、無理して着物なんて着なくていいんですよ。
 
 

関連記事

おすすめ記事

おすすめ記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る