白紙から積み上げていくことがすべて

結月平日コラム_edited-1

来年2018年4月28日のマロオケ船橋公演のチケット発売が11月3日で、いよいよ忙しくなってきました。

今回は船橋市民文化ホールの開館40周年記念というおめでたいコンサートで、臨場感あふれる1000席のホールで、マロオケのダイナマイトな演奏がS席8500円で聴けるのは、船橋市のおかげです。

地元、船橋市民の方にもたくさん来ていただきたいし、それゆえに船橋市民でない方にとってはチケットは争奪戦!?

販売前といっても、昨年のサントリーホールでのモーツァルト6大交響曲演奏会のマグナムすごすぎた演奏を体感してしまったひとは、待ちきれずにわたしのところにアグレッシブに問い合わせしてくださっています。

結美堂マロオケ窓口は、今月、銀座からアキバに移転して、電話とネット光回線が配線がないとかで電話の開通が遅れていて、まだつながりません。

電話番号が以前と同じなのか、変わるのかもまだNTTからの連絡待ち。

なので、問い合わせは、メールで、

マロオケ窓口 info@maro-oke.tokyo

結美堂 kimono@yuibido.jp

までお願いします。

チケット販売が始まるこの時期は、いよいよ始まったなという感じで、これからコンサート会場にチラシを配布したり、いろんなところに宣伝したりと、プロモーションが始まります。

この業務はとてもスリリングで、どれだけのお客さんが聴いてくださるかという結果がすべてで大変だけれど、何よりもマロオケの演奏を聴きたいのは自分だ!という究極の自惚れがエネルギーになります。

自分が聴きたいから、だからこのすげー演奏をたくさんのひとに聴いてほしい!と強く思う。

「お願い! アタシの言うことを信じて! 4月28日に船橋に来たら絶対に後悔させないから! いえ、それどころかあの世に行っても忘れられない感動を得られるから! 信じて!」

と、信じてもらうことが大事なことだと思う。

そうでないとひとの心は動くものではないしからね。

でも、コンサート当日、本当にすごい演奏になって、みんなが大感動している姿を見て、

「まいったか! コンキクショー!」

というのが、プロデュースの醍醐味です。

そういうエネルギーがないと、この仕事はハードすぎて精神的にもたないです。

でも、それでもやりたくなるような演奏者だからこそであり、とにかく自分が一番聴きたくて、自分が一番感動したいって思ってる。

さて、電話はつうじないけど、荷物の片づけとかそういう物理的な引越し作業は落ち着いて、やっと結月サロンの準備を進めてる。

結月サロンを発祥にわたしは「女子オケ」なるアマチュア女子集団を創りたいって思ってる。

それは弦楽器を大人になってから始めた女子たちで創るオケ。

わたしは日本にありすぎるくらいのアマオケって、告白すると正直あまり好きじゃない。

どこが好きじゃないかっていろいろあるんだけど、雰囲気とかノリとかかな。

ああいうのって学生オケをやってた連中が社会人になって運営していたりして、どうもわたしのフィーリングと違うんだよね。

あとは、なんとか市民オーケストラとか、タイトルがダサすぎ。おめえら、昭和かよ、加齢臭がする!って思うし、あとはなんとか管弦楽団とかフィルハーモニーとかプロでないのにタイトルはプロっぽくて違和感がある。

そういうステレオタイプなものでなく、大人になって始めた女子奏者たちが素直に音楽を、オーケストラを楽しめて、昭和臭くないフレッシュなものにしたいんだよね。

あとは社会人で楽器を練習するのって大変なことだから、弾けなくちゃいけないプレッシャーはないようにして、とにかく楽器を感じてほしい。

プロ演奏家をコーチに招きつつ、一緒に演奏して楽しめる場にしたいね。

演奏はもちろんお客さんから入場料を取るような演奏はできないから、発表会は無料。その代わり、一緒に演奏したプロ奏者だけのコンサートを設けようと思う。後半はチケット販売をして通常のコンサートね。そうすることで女子オケのみんなとプロ奏者と一体感ができると思うんだよ。

どうしてもプロのコンサートだけだと下から見上げるみたいな感じになって、すごいって思う反面、仲間意識的な共感は当たり前だけどないよね。

すごいひとたちを身近に感じながら、改めてそのひとたちのすごさを感じられるといいと思う。

女子オケは楽器がうまくなるため、というのはもちろんだけど、楽器を通して得られる楽しさというか、生きてる実感だよね。そういう心の響きみたいなものを感じ合える場にしようと思っていて、だからギスギスしたことはやらせない。

いや、アマオケって下手くそなくせにギスギスするんだよね。あれは学生オケのノリだからダメなんだと思う。必ず威張るやつが出てくるんだよ。

ただでさえ、職場でギスギスしているひとが多いんだから、趣味の楽器弾いてまでギスギスしてたんじゃしょーがないよ。

そうならないようにオーナーとしてわたしがちゃんとコントロールしようと思う。

プロとアマの融合っていうかな、純粋な音楽の原点にある楽しさを共感したいんだよ。

ともかくこれから始める結月サロンはFacebookの秘密グループを使ったオンラインサロン。

先日、ひとり参加表明をしてくれて、ウェブのマーケティングとか仕事でやっているらしい。

これは力強い人材。だって、ウェブでどのように世の中がまわっているかって、みんなウェブは使っているけど、その事情は知らないよね。

わたしもここ数か月でウェブのことはかなり詳しくなった。なるほど、インターネットによって世界がこう動いてるんだってことがわかった。

でも、多くの人はその与えられたものを使いだけのユーザーだから、ベクトルが違うんだよ。だから、みんな、実はネットのことはよくわかってないと思う。

わたしは生意気にも結構わかってるほうだと自負してるけど、ここが難点で、自分はわかっていても、これをユーザーでしかないひとに伝えるのは難しいし、そもそも会話にならないんだよね。

でも、新加入があって、そこが成立しそうな感じ。

今まで参加表明してくれたひとたちを創設メンバーとしてやっていこうと思う。役員ってわけじゃないけど、やっぱ創設メンバーというのは特別なものにしたいね。

なんて言うと、てんぱっちゃう人が出てくるから、そんな深刻にならなくていいんだけど。つまり、わたしの気持ちとして、最初のメンバーとして参加してくれたってことがうれしくて、

「信じて、お願い!」

で、信じてくれた感謝があるっていうか、大事にしたいなって思うわけです。

よし!アキバに移転したことだし、うまい中国料理でもみんなで食いに行くか!

これから結月サロンで何ができるかさっぱりわからないし、最初はちぐはぐでうまくいかないかもしれない。でも、いきなりうまくいくことなんてないし、これをやることで互いがいつの間にか成長しているのがいいと思う。

サロンでコンサートをやれるかなって話もメンバーとしたりしていて、まだ可能かはわからないけど、可能かどうかは「できるかもしれない」と思うことが発端なわけで、そこから築き上げていくものだよね。

みんな、最初から結果を気にするけど、結果なんて築き上げていくものなんだよ。

昨日、ボクシングで村田諒太っていうボクサーが前回の疑惑の判定から再選してTKO勝ちしたよね。あれだって、彼は疑惑の判定からどん底な気持ちになって、そこから築き上げてチャンピオンになった。

誰も築き上げずにチャンピオンにはなれない。

だから、築き上げる努力をメンバーたちでやりたいんだよね。そして、結果が出たら最高にうれしいし、出なかったらまた新しいことをやればいいじゃん。

マロオケのチケット販売の話をしたけど、毎回思うよ。いつもエクセルで座席管理表を作るんだけど、最初は真っ白。マスしかない。

でも、1行目にチケットの購入をしてくれた誰かの名前が入り、枚数は「1」。これから始まるんだよ。サントリーホールだとこの「1」を「2000」まで、船橋市民文化ホールだと「1000」まで。

最初は白紙。そこに「1」が積み上げられていく。

ゴールなんて見ない。ひたすら積み上げていく。

このプロセスはものすごい過酷。息苦しくなる。登山に似ているかもしれない。

積み上げていくこと。築き上げること。その努力がクリエイティヴだと思う。

だから、やる前からできないと否定しちゃつまらない。もちろん非現実的なまでにできないことをやる無謀さは馬鹿だけど、推測して勝率が3割あると思ったらやるべし。

結月サロン。開設するまでもうちょっとだけど、創設メンバーに入りたい方は、わたしまで連絡ください。

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