ちょっとコラム「アマチュアでなく、シロートであれ」

結月平日コラム_edited-1
ちょっとコラム「アマチュアでなく、シロートであれ」
 
どんな分野にもプロというものがある。プロと呼ばれるレベルになるには大変なことだけど、プロになることが必ずしもいいわけでもない。
 
わたしは技術はプロ、発想はシロート(素人)がいいと思っている。
 
アマチュアはよくない、と思う。
 
プロになると、どうしてもそのジャンル、業界のことを詳しく知りすぎてしまって、いつの間にかアイデアに自由さがなくなって突飛なこと考えられなくなる。業界の常識にとらわれるようになるから。
 
でも、無知なシロートでいると、何も知らないから発想が自由であって、業界的に「そんなの、できるわけないじゃん」ということも平気でやれる。
 
何も知らないから、知ってたら尻込みしてしまうことも、気にせずやれたり、知らぬうちにごり押しでやり遂げたりできる。
 
しかし、発想だけ自由であっても、仕事にするならクオリティが重要で、だから技術はプロ、発想はシロートがいいと思う。
 
一方、アマチュアはよくない。
 
アマチュアって、技術は全然プロでないのに、プロ的な発想に憧れているだけっていうのが多いから。なので、どんなジャンルでも小うるさいのはアマチュアで、プロなら気にしないことでも、アマチュアは気にして、しばしば原理主義になって、論語読みの論語知らずみたいになるケースが多い。
 
革命にしろ、技術的な革新にせよ、すべて今までになかったものを生み出すのだから、業界に詳しいプロじゃダメなんですね。ましてや既成のものに憧れるアマチュアじゃダメなんですね。だから、革命や革新を成し遂げたひとのルーツを辿ると、やっぱり発端はシロートなんです。
 
ですから、シロートな自由の発想で、プロ的技術でやっていくのがいいと思うわけです。
 
 
 
 

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