ちょっとコラム「猫のおしっこ」

結月平日コラム_edited-1
ちょっとコラム「猫のおしっこ」
 
うちでは猫を飼っていて、最初はメス、そしてその二年後にオスも飼うことになり、2匹の猫と暮している。
 
メスの猫だけのときにずっと疑問があって、それは猫のオスは犬のオスのようにおしっこをするときは片足を上げるのだろうか?ということ。
 
調べるのも馬鹿らしいし、オス猫を飼っているひとがいたら訊いてみようと思いながら、時間ばかりが過ぎて、ついにオス猫がうちにやってきた。
 
すると、猫はオスでもメスのようにしゃがんでしていて、それを見るとどうして犬のオスはわざわざ片足を上げるのだろう?という疑問がわいてきた。
 
それはもちろんおしっこがかからないようにだと説明できそうだけれど、オスだってしゃがんですればかかることはない、と思う。
 
ともかく、犬のオスが片足をあげる理由は、犬に訊いてみないとわからないから、人間がいくらそれらしい解説をしても想像でしかない。
 
人間だと、昨今、男も便座に座って小便を済ましてほしいという女子たちの声がかなりあって、なぜなら、男は立ってするから便器を汚すし、夫婦となると、亭主のおしっこのジョボジョボというあの音が耳に入るだけでムカつくというのもある。
 
小さな会社だと、トイレが男女兼用であったりして、男が汚した便器を見るのも嫌で腹立たしいという気持ちはすごくよくわかるし、ある程度の年数を共にした夫婦では便器を汚す上に音がうるさいという亭主への嫌悪感もよく理解できる。
 
結婚前は素敵に見えた男でも、生活を共にする亭主となると、何から何まで腹が立ってくるもので、ジョボジョボが気に入らないのは正常な感情だと思う。
 
人間の男だって、おしっこは立ったままでなく、しゃがんでだってできるのだからしゃがんですればいいと思うけれど、男はしゃがんでくれない。
 
その理由は、しゃがむと女みたいで気恥ずかしいし、立ってするのが簡単だし、あのジョボジョボと音を立てるのが気持ちいいという意見もある。
 
しかしながら、女のほうが便器を汚されるという実害があるから、気恥ずかしいとかそんなことはどーでもいいからしゃがんでしろ!って思う。
 
ともかく、女が男にしゃがんでおしっこしろ!と言えるようになったのは、とてもいい時代になった証で、わたしは女たちはどんどん男たちにその訴えをすべきだと思う。
 
なぜなら、今まで日本は男尊女卑の傾向が強く、男はトイレで立って、便座を汚しても平気な顔をしていて、それを掃除するのが女性社員だったり、女房だったりしたわけだから、少なくとも汚したものは自分できれいにしなさい、とこれからは男に言うべきです。
 
さて、そうやって人間の男にはトイレの仕方を教育して、汚した便器はトイレットペーパーで拭くくらいはしてもらいたいですが、うちの猫はオスもメスもおしっこをしたら砂をかけるくらいで、トイレの掃除はわたしが毎日しています。
 
どうやら猫が人間より一番偉いということで、猫には敵わないのです。
 
ただし、猫のオスはしゃがんでするところを考えれば、オス猫は人間の男よりも理解があるようです。
 
 
 

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