ちょっとコラム「自分だけの力でやるのはいいことか?」

結月平日コラム_edited-1
ちょっとコラム「自分だけの力でやるのはいいことか?」
 
学校なんかでは試験の時に、「自分の力でやりなさい」と言われ、つまりカンニングはしちゃいけないように言われます。
 
まあ、カンニングはいけないのですが、自分の力だけでやるのが果たしていいことか?って考えたら、そうでもないと思うですよ。
 
試験だったら、何人かが集まってチームを作って、それぞれのひとが得意である分野を協力し合って、そしてうまく連携したカンニングをして結果を出すっていうのもありなんじゃないかって。
 
所詮、自分だけの力なんて限られているのだから、いろんなひとと協力しながらやったほうがいいことってたくさんありますよね。
 
でも、学校で小さい頃から「自分の力でやりなさい」って言われてると、どうも他人と何かを組んでやることが苦手になっているのが日本人なんじゃないかって思います。
 
だから、会社でも仕事を誰かひとりに押し付けたりして、それはお前がやることだと冷たかったりします。
 
でも、チームプレーのカンニングをしたら組織力が高まって、すごいことができるのではないでしょうか。
 
いえ、もちろん、他人に頼って自分の実力を高める努力をしないっていう怠けものでなく、自分の得意なこと、他人が得意なこと、それぞれをうまく連携させて、自分だけじゃできないような大きなことに取り組むコツっていうものがあったほうがいいと思うんです。
 
日本で何かやろうとして、この会社と組んだらおもしろそうだなって思っても、
 
「当社としては云々」
 
とか言われることが多く、つまり縦割り社会で横につながらないんですよ。だから、大きいことができない。
 
それはひとつの会社の中でも部署という単位で縦割りだったりする馬鹿らしさと同じです。同じ会社だから会社が大きな利益を出せればいいのに、部署同士で連携を拒んでいるっていうのが日本的ですよね。
 
だから、学校の試験でもチームでカンニングをし合って、総合力を高めるっていう力があったほうがおもしろいと思います。
 
確かに自分の力でやることは大事ですけど、自分だけでやろうとするのは愚かですね。自分より他人のほうが得意で、上手なことってたくさんありますから、お互いを導き合って組んだほうが大きいことができるに違いありません。
 
ですから、自分だけでやろうとするのは自分と外部とに間に壁を作ってしまうんじゃないかって思いませんか?
 
 
 

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