アキバで着物!?

結月平日コラム_edited-1

銀座にいるのもあとひと月。どうも引っ越し前って、なんか気分が中途半端で、さあ、新しいことをアキバでやるぞ!という気持ちになるには、アキバにいないものだから具体的に動けないし、かと言って、銀座で新しいことをするわけにいかないから今までと変わんないし、みたいで、宙ぶらりん。

でも、アキバってコスプレは多くても、正統派の和装って逆に新鮮なんじゃないかとも思ってます。

だから、ちゃんとした着物で、ちゃんとした着付けでアキバ歩きましょうか。

わたしはまだアキバのことを全然知らない。軽く歩いただけだから。少し見た感じでは、おもしろそうな飲食店があったり、街にエネルギーがあるなって感じたりで、今までの自分にないものが多いので、アキバ探索して、写真でもアップしようかなと思ったり。

アキバに移転してからは、新しいサービスも考えている。あとは、結月サロンを始めること。

移転先がアキバと言っても、秋葉原駅から近いということで、あとは仲御徒町駅、御徒町駅、末広町駅、上野広小路駅などから来れるみたい。

上野までも歩けるんだろうね。ともかく、わたしはあの一帯の地理にあまり詳しくない。夜中にクルマで中央通りや昭和通りを走る程度だから。

ただ、今はそれほど地理的なものが仕事に関係してくるっていう時代でもなくなったよね。通販の発達で、モノをどこに買いに行くかとか、そんな地理的な感覚がなくなったからだと思う。

例えば、浅草で売っている老舗の和菓子だって、別に浅草に行かなくても通販で買えるわけで、つまりショッピングにその場所ならでは空気感を伴うっていうことがなくなったし、なくなったから物足りないかというとそうでもなく、便利だからいいか、で深くは考えないよね。

だから、銀座っていう立地もそれほど価値はないっていう時代だと思うよ。銀座にある店がどこにでもあるものが増えて、フラットになってるから。

アキバは、まあ、オリジナリティはあるよね。観光になるよ、アキバは。

銀座に外国人観光客が多いのは、彼らは銀座を「観たい」のではなく、銀座に買い物に来ているだけで、写真を撮っておもしろい風景ではないね。アキバはメイドの女の子がアニメ声でチラシ配ってたり、ちょっと異様でおもしろい。

そんなメイドの女の子と一緒に写真を撮っている外国人観光客も多くで、その気持ちはわかるよ。

キモノっていうのは、正統派のものでもすでにコスプレになってる。それくらいキモノは日本人の心に根付いていないし、和の気分を味わうためのコスプレ化している。

それも時代の流れだから、わたしはうるさいことは言わないことにしている。昔だったらうるさく言ってたと思うけど、今は時代に逆らうつもりがない。

中身がコスプレ化していても、美しさとして本物のキモノを自分が扱っていればいいかなって。

だって、「日本人としてキモノは着るべき!」なんて言ったら、ファシストだからね。もしくは文化大革命時代の中国みたいにみんなが人民服を着てるとか。

小難しいことは抜きにして、キレイだから着るとか、そういうのが一番いいと思う。

だから、アキバで正統派のキモノで歩いてもいいかなって。逆におもしろいと思うよ。

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