ちょっとコラム「ひとに何を食べたか知られたくない!」
ちょっとコラム「ひとに何を食べたか知られたくない!」
今日、胸が痛くて病院へ。すると、お医者さんに、
「昨晩は何を食べましたか?」
と、訊かれ、訊かれても何を食べたか覚えていないから、必死に思い出そうとして、スーパーのそばにある炭火焼の焼き鳥屋で焼き鳥が半額だったからそれを買って食べたのを思い出した。
でも、焼き鳥です、とは気恥ずかしくて言えない。安っぽいものを食べているという意味ではなく、食べたものを他人に知らせることは自分の胃袋を覗かれるようで恥ずかしい。そんなわたしは、
「鶏の炒め物」
と、嘘をついてしまいました。
よく考えてみれば、今はフェイスブックなどをはじめとしてSNSでは、自分が何を食べたとか、食べたもの写真を撮ってアップしているのが普通です。わたしはあれは恥ずかしくてできない。
食べたものをひとに話すときは、もっとおもしろおかしく、客観的に捉えて、ひとが聞いておもしろい話にする。そうでないと自分の胃袋は見せられない。
とはいえ、世の中はそんなことを恥ずかしがるどころか、自慢するほうが珍しくないみたいです。
いつもそう思いながら、ガールズチャンネルという女子たちのつぶやきサイトを見ていたら、「SNSをやめた理由」というトピがあって、そこにSNSはリア充を自慢する場だからという書き込みがあって、なるほどと思った。そうか、あれは自分のリア充を自慢したいからなのか。それは言えてる。
そして、「自慰行為」という書き込みもあって、確かにそういう内容も多いよなって思いました。
もしかして、フェイスブックなどのリア充自慢の背後には、強烈な寂しさがあるのかもしれません。