ちょっとコラム「恋は打算で終了する」

結月平日コラム_edited-1
ちょっとコラム「恋は打算で終了する」
 
昨今は恋愛が面倒だから彼氏も彼女もいらないっていう傾向があるらしく、これはいいことなんじゃないかと思う。
 
 「若者は恋をしなくちゃいかん!」
 
とか言うひとがいるけど、総じて年寄りが言うもので、そんな年寄りたちはバブル時代の恋愛狂乱時代に生きていた世代だから、今の価値観は理解できないのでしょう。
 
今のひとは、今のひとの価値観で生きるべきです。
 
あとは、少子化云々と言うひとがいますが、これも無視してよろしく、なんで少子化を食い止めるために恋愛しなきゃならん!? 国のご都合のために恋愛なんかできるっかっつーの!
 
日本人が少子化で少なくなっても別にそれはそれで、そういう現象なのだからそれでいいんですよね。少子化に合わせた経済が自然に生まれますし、何も今の状態を維持しなくちゃいけないわけでもないんです、実は。
 
それはそうと、それでも恋愛するひとはもちろんいる。
 
恋愛は不合理な感情の極みといってよく、だからこそ恋愛はドラマになりやすい。ところがそんな恋愛も必ず終焉を迎えます。
 
その終焉は恋愛状態が終わって結婚するか、もしくは破局するか。
 
いずれにしても恋愛は相手に対して打算的な思いが芽生えたところで終焉するものです。
 
結婚を考えて、相手の職業、収入などを考えるのは打算です。
 
もうこのひとといてもいいことなさそう、と考えるのも打算的な思考。
 
恋愛が熱いときは、何が何でも、何がどうでも相手のことなら何でもできて、そこに不合理な感情の極みがあったのに、クールに打算的になってしまうそのとき。
 
その瞬間こそ、恋愛の終わりであって、それなのに恋愛を継続しようとしたときに修羅場になるわけです。
 
究極的な考えが、そんな修羅場が面倒だから最初から恋愛はしなくていいというもので、そうした立場は実に打算的であって、頭脳的だし、クレバーなものです。
 
結局のところ、恋愛は不合理な思いが燃え上がらないと始まらないので、
 
「若者は恋をしなくちゃいかん!」
 
なんて言われても、どうにもならないですよね。
 
 

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