ちょっとコラム「猫のしっぽ」

結月平日コラム_edited-1
ちょっとコラム「猫のしっぽ」
 
うちには二匹の猫がいて、どちらも歩くときはしっぽをピンと上に伸ばしている。
 
猫にはどうしてしっぽがあるか何かの本で読んだことがある。それはバランスを取るためだという。
 
確かにしっぽがあると、バランスが取りやすいように見える。
 
ところがよく考えてみると、うちの猫はしっぽが長く、つまりしっぽらしいしっぽをしているけれど、野良猫やいろんな猫を見ると、しっぽが極端に短かったり、豚のしっぽみたいに短く少し曲がっているのもいるし、どう見てもバランスを取るには相応しくない形のしっぽも珍しくない。
 
でも、そんな猫たちも普通に歩いているし、何か不便があるようにも見えない。
 
ということは、猫はしっぽがなくてもバランスが取れて、ちゃんと歩けるし、高いところに飛び乗ったりもできるんじゃないか?
 
猫のことは猫に訊くしかない。
 
なのに、人間が一方的に擬人化して、何々は何々のためにある、だとか、何々は何々をするためにしている、だとか、勝手に決めつけているような気がする。
 
野生動物の生態などの解説を聞くと、どれこれも擬人化なんですよね。人間的立場に置き換えた。
 
本当はそんな理由でしているわけでない行動も、人間が「人間ならこうする」と決めてかかっているだけなんじゃないかな。
 
どうして猫にはしっぽがあるんだろう?
 
それはあれば便利なのか、不便なのかさっぱりわからない。
 
やっぱり、こればかりは猫に訊いてみるしかないんですよね。
 
 
 

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